SUMIGA sakeは日本酒専門家 並里直哉が企画監修し、ブレンダーを務めた日本酒です。
デザイン・香り・味わいの全てにおいて、これまでにない最高峰を目指しました。
緒方環氏による最高峰のアートボトル
日本酒にとってラベルデザインは非常に重要な要素です。
そのお酒のスタイルを表現するものであり、手に取っていただくきっかけにもなり得るものだからです。
しかしながら、SUMIGA sakeにおいてはそれ以上に大きな意味を持っています。
緒方環氏のアート「SUMIGA」に出会うことがなければ、私はこのお酒をつくることはありませんでした。
SUMIGAとはその名の通り墨で描く独自の絵画技法なのですが、一般的な水墨画などとは世界観がまったく異なっていて、非常に華やかに感じられました。
墨というストイックな素材を使用してここまで華やかな表現が出来るという驚きは、米というストイックな素材から様々な香りを生み出す日本酒の技術とも共通しているように思いました。
緒方環氏にコラボレーションの打診をすると共に、このアートに負けない最高峰の味わいを創ることを決意しました。

高級日本酒の新たな形
従来の高級日本酒が持つ繊細な味わいとは違う方向性の味わいを目指しました。
まず、世界の高級ワインが持つ要素「BLICs」は基準の一つとして意識しました。
BLICsは下記の4要素の頭文字です。
1.Balance ~甘味酸味、香りのバランスが良いこと~
日本酒ではワインと比較し酸味が弱くなりがちです。特殊な酵母シャープな酸味を備えたお酒をブレンドし、全体の輪郭を引き締めました。
2.Length ~余韻が長いこと~
日本酒は余韻が早く引くお酒を「キレが良い」として高く評価することが多くあります。
オーク樽貯蔵の日本酒をブレンドすることで、非常に長く心地よい余韻を演出しました。
ここで樽の香りが突出してしまうと1のBalanceの基準を満たせなくなります。
3.Intensity ~凝縮感があること~
ワインにおいては果実が持つ風味の凝縮感を主に指します。
全体を重くしすぎない程度に麹が引き出す濃密な風味を持日本酒をブレンドしています。
4.Complexity ~複雑であること~
ワインにおいては果実のもつ第一の香り、樽貯蔵・醸造醸造で得られる第二の香り、そして長期の熟成による第三の香りが兼ね備えられているものを主に指します。
SUMIGA sakeにも純米大吟醸の果実の香り、樽貯蔵の香りが含まれ、そこに一層の深みを与える役割として、25年熟成、14年熟成の貴重な純米大吟醸古酒が加えられています。
これら4つの内、3つを満たすことができたワインは「Verry Good」と評価されます。
もし4つすべてを満たすことが出来れば「Outstanding!(素晴らしい!)」となるのですが、SUMIGA sakeはこの4要素をすべて満たしています。
更に言えば、ワインにはない「うま味」による膨らみを感じさせてくれるという個性を持っていますので、ここを評価してもらえれば「Outstanding」をも超えた「最高峰」と言えるのではないかと考えています。
飲み方
その複雑さから、一口で全てがわかる味わいではないと思います。
口に含み、ゆっくりと舌の上で転がしながら、鼻から息をゆっくり吐いてみてください。
そうすることで一層風味が豊かに感じられるかと思います。
冷やしてお飲みいただければ活き活きとした酸味が際立ち、温度が上がるにつれて日本酒ならではの「うま味」が膨らみを帯びて現れます。
時間と共に表情を変えるお酒ですので、ゆっくりと時間をかけて余韻までお楽しみいただければと思います。
単独でお楽しみいただけるお酒ですが、凝縮感のあるお料理と楽しんで頂いてもうま味を引き出し合いつつ酸味で引き締めるペアリングになります。
レストランペアリングなどでパワーのある高級酒を必要とする場面では貴重な選択肢となることと思います。
飲み終わった後の瓶もインテリアとして飾っていただいて、時折味わいを思い出していただけたらとても嬉しく思います。

製造元 桝田酒造店様
SUMIGA sakeは「満寿泉」銘柄で有名な桝田酒造店様のお酒をブレンドしています。
この複雑な味わいは、高度かつ多彩な技術で醸造されたお酒があったからこそ創り上げることが出来ました。改めて感謝申し上げます。
販売店
IMADEYA GINZA (GINZA SIX内) 詳細ページ

銀座の一等地に店を構える日本トップクラスの酒販店です。
外国語対応の優秀なスタッフさんたちによる丁寧な商品説明が素晴らしいです。
カーヴ・ド・ラ・マドレーヌ(アカデミー・デュ・ヴァン青山校内)詳細ページ

世界的ワイン評論家 スティーブン・スパリュアが1971年にパリで経営を始めた老舗ワインショップ。
現在は日本のアカデミー・デュ・ヴァン内に引き継がれ営業を続けています。
futo 代官山 詳細ページ

有名スタイリスト河合真奈氏がプロデュースする完全予約制ギフトショップ。
芸能人・有名人も数多く訪れるお店です。
MATSUZAKI(埼玉 新宿店・浦和PARCO店)詳細ページ

若き社長が率いる有名酒販店。自社栽培のジェニパーベリーを使用した拘りの自社製造クラフトジン「棘玉」でも注目を集めています。
ildono (札幌) 詳細ページ

家具・雑貨やワインなども含め、拘りのハンドメイド品を中心にセレクトするお店です。
日本酒の取り扱いはSUMIGA sakeが初です。
飲食店
MAEN Sake pairing restaurant(恵比寿) 店舗ページ

日本酒とフレンチ・イタリアンをベースにした創作料理のペアリングがテーマのレストラン。
世界的にも注目を集めていて、時期によっては予約困難なお店です。
ペアリングコースとは別途のアラカルトとしてSUMIGA sakeが注文出来ます。
ぽんしゅ家(人形町) 店舗ページ

日本酒好きたちから絶大な支持を受ける人気店。なかなか飲めないプレミアムなお酒からちょっと変わったお酒まで、ラインナップが充実しています。
SUMIGA sakeを開栓してもすぐに売り切れてしまうので、予約時にはSUMIGA sakeが飲めるかどうか確認してください。
青山浅田(外苑前) 店舗ページ

老舗旅籠の歴史を引き継ぐ料亭です。SUMIGA sakeはボトルオーダー限定で、在庫があるかどうかは予約時に確認が必要です。
WINE & BEER “U” (徳島県秋田町) 店舗ページ

メニューを使用せず、ソムリエが500種類以上のワインと40種類以上のビールからお客さまのお好みや要望に合わせて最適な1杯をお作りする、完全オーダースタイルのバー。
ちなみに日本酒はSUMIGA sakeの1種類のみです。
