PCメーカープロダクトデザイナー 市村舞さん【SAKE DIPLOMA合格体験記】
2023年青山クラスの市村さんが合格体験記を書いてくださいましたので、掲載いたします!市村 …
日本酒専門家 並里直哉の公式ブログ
私並里がブレンド監修した日本酒「SUMIGA sake」が1月28日に発売開始いたしました!
詳しくはファッション誌のPrecious様でオンラインの記事にしていただきましたので、是非こちらを読んでいただきたいと思います✨
https://precious.jp/articles/-/46341
お酒の製造元はあの「満寿泉」で有名な富山県の桝田酒造店様。
技術力が確かなことはもちろん、様々な酒質に挑戦をされている、私が尊敬する酒蔵です。
こちらのお酒を使用させていただき、私がブレンドレシピを決定させていただきました。
3種類のオーク樽貯蔵酒による凝縮感ある芳醇な香り。
2種類の秘蔵熟成大吟醸酒による複雑性、奥深さ。
ワイン酵母などで酸味を立てた酒をアクセントに加えた味わいのバランス感。
そして、飲みこんだ後にも長く続く心地よい余韻。
こうした要素はワインの世界では「BLICs」などと呼ばれ品質評価の一つの基準となっています。
これらが兼ね備えられたものは国際的にも高い品質のものとして「素晴らしい(outstanding!)」などと評価されます。
しかしながら、品質が高いだけでは面白みがない。
Outstandingの更に上を目指したい。
そこで、ワインの技術を取り入れつつも、日本酒ならではの「うま味」を適度に残すことで、このお酒にしかない個性を表現するということを意識しました。
「うま味」の要素はワインやビールではなかなか感じられない要素ですが、これがあることで温度が上がった際に「膨らみ」が感じられ、表情が変化していくのを楽しむことが出来ます。
また、お料理と合わせた際にはお料理の「うま味」と合わさって共に膨らみ、繊細な魚介のお料理と合わせてもマイナス面を引き出しにくい。
そうした日本酒ならではの要素も兼ね備えた唯一無二の酒として楽しんでいただければと思います。
今回デザインを全面的に監修していただいたのは、SUMIGA(墨画)アーティストの緒方環様です。
https://www.instagram.com/tamakiogata/?hl=ja
帝国ホテル、真珠のMIKIMOTO、銀座ファッションウィーク…あらゆる一流企業とお仕事をされている方で、私がたまたま訪れた緒方様の個展で作品に一目ぼれをしたことから、今回のコラボ企画がはじまりました。
墨の濃淡のみによって自由自在に表現する”SUMIGA”の世界と、米と水のみで自由自在に表現する日本酒の世界とは、これ以上ないくらいに共鳴し合うと感じました。
緒方様による描きおろしのラベル、ドイツのメーカーによるボトル、ガラス製のキャップ、ボトルに掛けられたタグ、専用のボトルバッグ…全てに拘りを持って世界観を表現していただきました。
飲み終わってもインテリアや花瓶などとして飾っていただけるような素晴らしいデザインに仕上がったと思います。
これまでにないデザイン、これまでにない酒質でワイン好きの方にも日本酒好きの方にも喜んでいただけるお酒ですので、贈り物にも最適です!
IMADEYA ONLINE STORE 様 【ネット販売】
ギフトショップ futo 様 【ネット販売】
IMADEYA GINZA 様 【東京都銀座】
カーヴ・ド・ラ・マドレーヌ 様【東京表参道】(アカデミー・デュ・ヴァン青山校内)
大和百貨店 様 【石川県・富山県】要在庫確認
MAEN Sake Pairing restaurant 様【東京恵比寿】予約時要確認
ぽんしゅ家 様【東京人形町】
青山 浅田 様【東京表参道】予約時要確認
買えるお酒、飲めるお酒は今後も少しずつ増やしていく予定です。
引き続きSUMIGA sakeをどうぞよろしくお願いいたします。
2023年オンラインクラスの新井さんに合格体験記を書いていただきました!
京都にお住まいですが、度々東京での蔵見学や懇親会にも来ていただいています✨
元々お酒業界も経験されて、普段からお酒にも親しんでいるところでのご受講でしたので、体験記はそうした方の参考にもなるのではないかと思います!
新井勇貴
大学卒業後、京都市内の地酒・ワイン専門店へ入社。
その後、食品メーカー勤務を経てフリーライターへ。
日本酒の素晴らしさを多くの人に伝えたいと思ったからです。元々お酒が好きということもあり、ライターとして独立してからブログやSNSを通じて日本酒の情報を発信し始めました。
しかし、いざ日本酒の魅力を文章や言葉にしようと思うと、とんでもなく難しいことに気がつきました。味覚や知識を言語化するためには、まずは勉強が必要だと思いSAKE DIPLOMAの取得を決意。
過去、ワインエキスパートの勉強を独学で進め挫折した経験があったので、まずはアカデミーデュヴァンのオンライン説明会へ参加。その時の並里先生の説明と熱意、そして「SAKE DIPLOMA得意です」という言葉にビビッときてすぐに受講スタート(説明前、ものすごいイケメンがいると思っていました)。
一次試験は毎週の授業を受けた後、デュヴァンが提供するアプリで問題をひたすら反復。リアルタイムで受講できない週がほとんどでしたが、アーカイブ視聴でも十分学習できました。並里先生がLINEでいつでも質問を受け付けてくださるので、自分のペースで進められる環境は助かります。とにかく範囲が広く問題数も膨大だったので、繰り返し解き続けて平均点を上げることだけを意識していました。
二次試験は授業で提供されるサンプルを少量ずつ繰り返しテイスティング。自分なりにマークした後、模範解答と比較しながら感覚の誤差を埋めていきました。自分でお酒を選ぶと無意識に好みの銘柄ばかりになってしまいますが、授業を受けたことによって幅広い味わい、香りを勉強できました。
また、オンラインでも十分な学習環境が整っていることに驚きました。当初は大阪教室に通うつもりでしたが、時間の融通が効く点や授業を繰り返し視聴できるなどオンラインならではのメリットは大きかったと思います。
一次試験は初めて見る問題も多く、並里先生の授業やテキストを思い出しながらなんとか解いていった感じです。他のオンライン受講生から短期記憶が活きる試験といった意見があったので、ギリギリの直前まで問題を解いてから臨みました(実際、類似した問題がいくつか出題され助かりました)。
二次試験は独特の緊張感があった上に、想定外の設問ばかりで焦りました。練習では10分程度余裕を残していたのですが、本番はギリギリ。とにかくマークミスだけに注意してなんとか終えたという印象です。
並里先生から授業中教えていただいた上着については、本当にその通りだと思いました。
自分は暑がりなので必要ないかと思っていましたが、念のため持参しておいて良かったです。テイスティング会場はかなり寒いです。
取得から1カ月も経っていないのでまだ仕事に繋がってませんが、今後日本酒や飲食に関するメディア、雑誌に貢献できればと思います。
授業を経て、当初の目的だった日本酒の味覚の表現方法、正確な知識の習得に繋がったと感じています。「香り成分」や「酸味や甘味の表現方法」など、学習過程で得られた知識が資格という形に変わって良かったです。
また、学習を通してこれまであまり知らなかった焼酎にも興味を持ち始めました。
今後も酒類に対する学習を続け、より知識を深いものにしようと思います。
お気に入りの日本酒は滋賀の「不老泉」です。
旨味と酸味のバランスが最高で、本当にいつ何を飲んでも美味しい。好きすぎて、とあるライター講座の卒業制作で蔵元と杜氏へ取材させていただきました。
あとは淡路島の「都美人」、灘の「剣菱」、京都の「玉川」、石川の「天狗舞」などなど…。
熟成やどっしり系が好みなので、これまではそういったものばかり飲んでいましたが、今後は意識的に幅広い銘柄を味わおうと思っています。
もともと日本酒はかなり飲まれていて、情報発信までしている中で更に勉強したいと講座を受けて下さるのはとっても嬉しいです✨
当初から明確に目的を持っていらっしゃったので、そういう方にはテイスティングも含めて自分のペースで反復できるオンラインクラスはとても相性が良いですね!
下のリンクに新井さんのポートフォリオがありますので、日本酒や食品関係に強いライターをお探しの方は是非お読みください!
蔵見学の記事もありますので、日本酒好きの方も楽しめると思います。
新井勇貴さんポートフォリオ
改めて、日本酒の蔵を沢山知っている方の蔵見学記事はやはりその蔵の個性を引き出してくれていますね!
こういう日本酒に強いライターの方がどんどん活躍していただけると良いですね!
並里直哉
お写真はナミサトクラス会での1枚 麦焼酎「兼八」の特別版ですね!
2023年青山クラスの永川さんの合格体験記が届きましたのでご紹介いたします!
永川さんはワイン・チーズ資格を先に取得していらっしゃいます。
ワインを飲むのは全然平気でも、日本酒を飲むとテイスティングでも酔ってしまうということで、当初からそれを不安に思っていらっしゃいました。
それでも見事乗り越えて一発合格されていますので、同様の不安がある方は是非参考にしていただければと思います✨
永川 由香 (ながかわ ゆか)
監査法人勤務
フランス料理を作るのが好きでル・コルドンブルーで料理ディプロマを取得後、ワインエキスパート、チーズ・プロフェッショナルの資格を約20年前に取得。最近5年くらいで、子育て終了や定年退職後を見据え、それぞれを再度勉強しなおしました。
ここ数年のチーズの勉強中に、チーズと日本酒の相性を何度も聞きました。かつて、ワインやチーズを勉強した際には、ありえなかったこと。
そして、クラスメートは、皆さん日本酒に詳しい。聞くところによると、「チーズにはワインより、日本酒のほうがあう」と言われているとのこと。
私の日常生活の中に、日本酒はなく、吟醸もアル添も知らないレベルだったのですが、チーズと合うといわれる日本酒って何?が受講のきっかけです。
こちらの2021年合格体験記のトップバッターの新井絵美子さんは、ワイン講座でご一緒し、仲良くさせていただいていますが、SAKE Diplomaを受講するにあたり、勉強方法や講座のとり方など、相談に乗っていただきました。講師はもちろん、新井さんの推し、並里先生です。
まずは、ほとんど飲んだことのない日本酒について、勉強を続けられるか、を確かめるため、日本酒基礎速習講座からのスタートでした。講座はオンラインで講義内容は興味深かったのですが、テイスティングになると、吐器を使用しているにも関わらず、毎回具合が悪くなる始末。ワインはボトル1本以上飲めてしまうのに、理由がわからず。体質的に難しいのではないか、と真剣に悩んでいました。しかし、受験対策講座の早割の申込期限が迫り、やるだけやってみよう、とぎりぎりにポチしました。
本講座の受験勉強については、受験対策講座の授業前までにオンラインアカデミーの動画を視聴して、事前配布の講座資料を都道府県の回の前までは、ノートに手書きしました。講義の際や練習問題の補足部分を書きたしました。府県については、講義資料を縮小してノートに切り貼りし、地図は手書きして、山地や平野、河川、気象状況などを書き加え、視覚でイメージできるようにしました。また、府県別に日本酒生産量や、特定名称比率、順位、自給自足等を表にしました。1次試験では、テキストよりもこのノートを使用していました。並里先生の独自資料についてもとても役立ちました。
しかしながら、本講座の期末試験では、77点。1次試験1回目受験日まで2週間。練習問題は解いているものの、同じところでミスしていることに気が付き、誤ったところについては、ノートに書きだし、何度も見返しました。受験3日前くらいからやっと85点くらいをコンスタントにとれるようになり、7月中に1次合格を手にできました。
画像は実際の永川さんのノート。講義資料も活用しながら完璧に情報の集約をしていますね!
1次合格から2次試験まで、2か月半。実際のところ、かなり、だれました(笑)。8月末のオンラインのテイスティング集中講座を受講してやっとエンジンがかかり始めた感じです。通学の2次対策は全講座受講しました。
2次対策講座は、新井さんのアドバイスにより、後半に集中するのではなく、土曜日のみですが、まんべんなく受講しました。論述については、勉強法がわからなかったのですが、2次対策講座の論述を早い段階で受講し、1次のような4択ではないから、しっかりと理解しないと書けないと思いました。酒・焼酎の製造については、テキストを再度読み直しました。出題されそうなトピックに対し、マス目のノートに関連ワードを書き込んでいく練習をしました。過去に出されたところは、外して勉強していたのですが、今年の出題に過去出題のあった球磨焼酎があったのはとても焦りました。
テイスティングについては、9月の2次対策の早い段階で、アル添やセルレニン耐性酵母の区別ができず、本番シミュレーションの1回目も散々でした。
相当頑張らないと、合格はできない、と自覚。オンラインのテイスティング集中講座は、何度も視聴し、少しずつ残しておいた教材の日本酒のテイスティングも数回しました。オンラインでの講義内容が、通学の2次対策で、整理された感じです。受験2週間前には、自宅冷蔵庫に10種類程度日本酒のストックと焼酎の受験用セットがありました。毎日、目をつぶって酒をグラスに注ぎ、テイスティングシートに書き込みを繰り返しました。
焼酎については、アカデミー・デュ・ヴァンで販売していた20種類ものセットを購入。これは、本当にお薦めします。 焼酎の毎日のテイスティングは、アルコール度数が高いため、正直しんどかったですが、クラスメートも相当数こちらで練習していたようです。
テイスティングコメントについては、本講座から、2次対策まで授業でテイスティングした模範解答を特定名称酒別にまとめました。過去の試験のテイスティングとすり合わせ、回答パターンを覚えました。
基本は通学で対面授業を受けたいのが希望ですが、オンライン授業は繰り返し視聴でき、対面授業で聞き逃したところも再度復習できるので、併用は、とてもよかったです。
私は特にイケメン好きではありませんが(笑)、並里先生のイケメンをネタや売りにするところが面白くて、ラインスタンプや資料にふんだんに載っている、ここまでする?という先生のいろいろポーズに緊張をほぐされました。
試験以外のところで慌てることがないようにと、試験会場の下見をする、寒さ対策を行うことをアドバイスされましたので、事前に試験会場まで行ってみました。また、自宅から試験会場までは電車で1時間以上かかるため、電車の不通や遅延を見据え、最寄りの目黒駅には試験1時間半前には到着していました。
テイスティングで雄町が2種出題されたことについては、驚きました。また、論述については、意外な出題だったため、こじつけや、思いつくまま、書きなぐったというのが本当のところです。
合否発表までは、不安はどんどん大きくなり、「やっぱり、もともと酒が飲めなかった私が合格するわけがない」とネガティブモード全開になりました。もともと1回で合格できる自信もなかったので受験もほとんど口外していませんでした。ですので、合格が自分では信じられなくて、前出の新井さんにも確認してもらったほどです。
日本酒については、テイスティング練習を自宅で短期間に10種類以上行ったため、さすがに具合が悪くなることはなくなり、美味しいと思えるようになりました。2次試験対策をしなかったら、美味しさには目覚めなかったと思います。
テイスティング練習用に残った大量の日本酒については、今では食事に合わせて楽しみ、また、買い足している状況です。
チーズのために勉強を始めた日本酒ですが、奇跡のような日本酒製造の歴史やそれぞれの産地に目が向くようになり、今まで海外に向いていた私の食事やお酒の嗜好も国内に向くようになりました。日本が生んだすばらしい日本酒と相性のよい食事やチーズをあわせてより多くの人に美味しく召し上がっていただくお手伝いができればと思っています。
過去お料理・ワイン・チーズと一通りの難関資格を取得していながら、更にブラッシュアップし、新たにSAKE DIPLOMAにも挑戦されて、素晴らしいです!
度々文中に出てきている新井さんとは受験期間中、本当に良く励ましあっているというのが印象的でしたので、合格して喜び合うことが出来て本当に良かったと思います✨
日本酒のテイスティングで体調を崩してしまうということは、基礎講座・本講座・二次試験対策の期間もずっと心配されていましたので、克服して美味しいと思えるようになったと聞いたときにはびっくりしました!
ご自身の努力による克服ですが、そのきっかけに携わることが出来てとても嬉しいです✨
永川さんは旦那様が「舶来葡萄酒商會」というワインのインポーターもされていて、下の画像のようにイベントでチーズプラトー(盛合せ)をお出しするなどして知識を活かしていらっしゃるとのことです!
(ワインはオンライン販売もされているようですので、こちらから是非!)
今後は日本酒とチーズに相性についても伝えて下さるとのことなので、また日本酒業界に心強い伝道師が増えてうれしいです!
今後のご活躍も応援しています✨