日本酒資格SAKE DIPLOMAを取得を目指すとき「どの学校で学ぶのが一番いいのか?」これは多くの方が通る悩みではないでしょうか。パッと見にはどこも似たように見えたりしますし、評判だけで判断していいのかも不安だったりしますよね。
悩みすぎてしまって結局受講自体を見送ってしまったり、勢いだけで申し込んでしまう方も少なくありません。
この記事では、日本酒教育の現場で年間数百名受講生と向き合っている講師の立場から、単純な宣伝やランキングのような形ではなく「学校選びで後悔しないための “本当に使える判断基準”」を整理してお伝えします。
J.S.A. SAKE DIPLOMAの説明記事はこちら
SAKE DIPLOMA講師の選び方記事はこちら
まず理解しておきたい ― “学校によって本当に違うの?”
結論から言うと、思っている以上に違います。
良い悪いというよりは、合う合わないという感じかなと思います。
学校や講師によって違いが出るのは、主にこの3つです。
学習設計(カリキュラムの思想)
資格試験対策はあくまで資格試験のテキストに沿って行われますので、楽しむ講座などに比べると違いが出にくそうに思うかもしれませんが、それでも実際はかなり違いが出てくるのです。
「何を教えるか」でなく“どう学んでいただくか” の思想が違うため、理解の深さが変わります。
「知識詰込み型学習」と「理解型学習」のバランスもかなり変わってきます。
詰込み型はシンプルでスピーディーですが、その分応用が利きにくく、時間が経つと知識が抜け落ちてしまいやすいです。
理解型は時間が掛かりますが、しっかり力が付きますし、腑に落ちる感覚が楽しいです。
受講サポート

質問できる環境があるか、どれだけ活用しやすいか。
形式上質問が出来るようになっていても、活用しやすい雰囲気やシステムになっていなければ意味がありません。
日本酒の勉強は案外複雑な部分もあり、序盤で引っ掛かるとその後の学習も良く理解できなくなってしまうことがありますので、質問と回答を繰り返してしっかりとした理解を積み上げていくことが重要です。
挫折しそうなときに助けがあるか。受講者コミュニティが活発か。
SAKE DIPLOMAは何か月にもわたる長期学習が必要ですので、まずはモチベーションを保つことが出来るということが絶対条件です。
独学やそれに近い環境では途中で挫折してしまう方も多いのです。
大変な面はありますが、自分一人では諦めてしまうような挑戦を講師や仲間と一緒に乗り越えるというのは、自分を一歩成長させてくれると思いますので、そのような形を目指して欲しいと思います。
受講後の伸び方
資格取得がゴールなのか、その先の成長まで見据えているのか。
私個人としては、資格取得後に活躍するための基礎力は資格対策講座の受講中に養われるべきと思いますので、資格取得にフォーカスしすぎず、実力養成も意識したいと思っています。
逆に資格取得のみに完全フォーカスしたい方もいらっしゃると思いますので、このバランスがご自身にとって丁度良いところを見つけるのが良いと思います。
学校を選ぶ際の注意点
「合格率」などの数字に注意
多くの方が気にするのが合格率ですが、ここは注意が必要です。
SAKE DIPLOMAなどの資格は正確に合格率を測るのが難しく、多くの場合アンケートから合格率を算定します。
不合格な方ほどアンケート提出をしにくいという面がありますので、結果として実際より高い合格率が出てしまいます。
また、人数が多いクラスになるほど試験全体の合格率に近づきやすいという面もあります。
それより大切なのは、「その学校から、どんな人が育っているか?」というところではないかと思います。
この辺りは受験体験記などを見ていただくとイメージがつきやすいと思います。
自分の生活リズムとの相性をチェック!
カリキュラムや講師の相性が良くても、職場や自宅から学校へのアクセスがあまりにわるいと通うのが億劫になってしまうこともあるかもしれませんね。
または忙しくて全部の講義に参加できないということもあるかと思います。
その場合に確認しておきたいのは
欠席の場合のフォロー体制はどうなっているか?です。
「他のクラスへの振替え」なのか「復習動画」なのか、もしくはその両方が用意されているスクールもあります。
完全オンライン受講のクラスに参加するというのも一つの選択肢です。
オンラインクラスの多くはアーカイブが残っていて、ライブ配信時間に参加できなくても、後で都合の合うときに視聴できるようになっているはずです。
スクールによってはその上撮りおろしの動画講座での補足も出来る場合があります。
録画を前提にした場合、いつでも受講できるというのはある意味デメリットでもあるかもしれません。
いつでもできると思うと後回しにしてしまうというのは多くの人に起こる現象なのです。
(体験記でも未受講講座を貯めてしまって後悔したという方がいらっしゃいます。)
短期集中で詰め込むほど知識が抜けてしまうのも早くなりますので、なるべく講座の正規カリキュラムのペースから外れないタイミングで受講を進めていただくことを推奨します。
安い・早い・楽そう… の落とし穴
学校を比較していると、価格が安い、短期間でサクッと取れそう、といった見え方で魅力的に思える学校もあるかもしれません。
しかし現場で見ていると、学びが浅くなり途中で理解が追いつかなくなる、「合格したけど語れない人」になってしまうというケースも少なくありません。
もちろん安いから悪い、短期間だから悪いという話ではありません。
ただ、それだけで選ぶと後悔につながることがあるという事実は知っておいてほしいのです。
通学クラスかオンラインクラスか?
通学クラスの方が良い方
「環境の力」が重要という方
学校に通学すれば最適な学習環境やクラスメイトの熱量と触れることが出来ます。
モチベーションの維持は日本酒資格においては非常に重要なので、ほとんどの方にとってこれがプラスに働きます。
グラスを洗わなくていいのも地味にありがたいことだと思っています。
対面講座が好きな方
講師と顔を合わせての講義はやはり頭に入りやすいですし、自宅受講と違い講義中にだらけたり家事や雑務をしたりということは出来ませんので、強制的に集中することになります。
クラス会が好きな方
オンラインクラスではオンライン飲み会が中心になりますので、リアルな交流がお好きな方は通学クラスが楽しいと思います。
私のクラスは卒業後もクラスメイトで飲み会や旅行に行ったりということも多く、アカペラグループまで結成されています😉
そんな日本酒仲間が出来ると日本酒ライフは更に楽しくなりますよ!
オンラインクラスが向いている人
自分で進めるのが得意な方
毎回リアルタイム出席が前提でないオンラインのクラスは自分である程度引き締めないと受講が伸び伸びになってしまいがちです。
また、受講していたとしても家事や仕事などでなんだかんだ「ながら勉強」になってしまう場合があります。復習なら「ながら」でも繰り返せばよいのですが、少なくとも初回受講は姿勢を正して集中する方が良いです。
ここさえコントロールできればご自身にマッチした最高のスケジューリングが出来るオンラインクラスは最適です。
仕事や生活が多忙な方
これは程度によってはもうオンラインクラスしか選べないということもあるかと思います。
通学クラスでも振替や録画でのフォローで座学は対応可能なのですが、完全オンラインクラスにしてしまう大きなメリットはテイスティング用のお酒も自宅に届くということです。
そうであればテイスティングも好きな日時に学ぶことが出来るのです。
もっと言うと、少し残しておけばテイスティングを再度復習することも出来るので、これは意外と大きなメリットです。
学校から中遠距離にお住まいの方
遠距離で完全に通えないという方は迷うことはないと思いますが、ちょっと迷う中程度の距離という方もいらっしゃるかと思います。
通学で長い時間を移動に使うくらいなら、自宅の良い環境で集中して勉強する時間を確保した方が良いという判断もあり得ますよね。
参考までに私なら、電車で片道一時間半くらいの移動時間なら通学にしますが、片道2時間ならオンラインを選びます。
結果、オンラインクラスには全国から参加者が集まるので、全国にクラスメイトが出来るのも楽しいです。実際にオンラインで仲良くなって他の地域の仲間に会いに行くケースもあります。
恥ずかしがり屋な方
クラスの仲間と交流するのが苦手な方や、芸能活動をしていて顔出しNGの方、業界関係者で受講をナイショにしたい方などの理由でオンラインクラスが良い方もよくいらっしゃいます。
オンラインクラスの体験記はこちら
「オンラインクラス」と「オンライン自習動画」の違い
これは特に私が所属する「アカデミー・デュ・ヴァン」のSAKE DIPLOMA講座で質問が多いので、ここでついでに説明させていただきますね。
「オンラインクラス」はLIVE配信で講義するクラスで、通学講座と同様に担当講師がつきフォローします。
他に「オンラインアカデミー」という自習システムがあり、その中で撮りおろしの動画講座を視聴でき、オンラインで練習問題を解くことができるのです。
「オンラインアカデミー」のみを購入することも出来るのですが、オンラインクラスでも通学クラスでも、クラスに入れば「オンラインアカデミー」も無料でついてくるのです。
表にしてみると下記のような感じです。
| 申し込みコース | リアルタイム講座 | オンライン アカデミー自習 | テイスティング | 担当講師のフォロー |
| 通学クラス (東京・大阪) | 〇 教室受講・振替可 | 〇 録画&練習問題 | 〇 教室受講・振替可 | 〇 教室質問&LINE等 |
| オンラインクラス | 〇 LIVE+アーカイブ | 〇 録画&練習問題 | 〇 LIVE+アーカイブ | 〇 LIVE質問&LINE等 |
| オンライン アカデミー購入 | × なし | 〇 録画&練習問題 | オプション動画購入 が必要 | × 担当講師がつかない |
このように「大は小を兼ねる」的な形ですので、クラスに入った方がお得なのです。
オンラインアカデミーでテイスティング動画の方を購入しなければ学習費用は節約できますが、テイスティング動画を購入する場合は節約効果はあまり大きくありません。(3,000円くらい?)
この点はお間違いのないように選んでいただければと思います。
一部の動画購入型のスクールももしかしたら近いことがあるかもしれませんので、念のため確認してみてくださいね。
お勧めのスクール
アカデミー・デュ・ヴァン
こちらが私が教壇に立つスクールです。
それだけで選ぶ理由としては十分なのですが、他にも私の個人的なオススメポイントがありますのでお伝えしますね😉✨

パリ発祥の最大手スクール
1972年にワイン評論家の「スティーブン・スパリュア」がパリで開設した世界初のワインスクールとされる「アカデミー・デュ・ヴァン」は規模としても日本最大のスクールです。
長年培ってきた信頼があり、多くの受講生から愛されていると感じます。
改善しつづけるスクール
歴史やブランドにあぐらをかくことなく、進化を続けています。
毎年定期的に講師が集まり受講生の生の声の共有や意見を交わす機会が設けられています。
これが長い年月かけて積み重ねられることで、最適な学習環境やフォロー体制を提供しています。
レセプションスタッフやバックヤードでお酒の準備をするスタッフの方々も丁寧な対応を心がけてくださっています。

実力派講師陣が揃うスクール
ここはすごく重要ですよね!
日本酒専門の講師というのは実は意外と少なく、ワインの講師が日本酒講師も兼任するというスクールも多いのですが、アカデミー・デュ・ヴァンでは日本酒受験(SAKE DIPLOMA)は専門の講師を揃えています。いずれも実力が認められた講師たちです。

特に私😉✨
学校は通学クラスが青山校(表参道)と銀座校、大阪校とあり、オンラインクラスもあります。
受験講座の欠席時は豊富な振替日程があり、加えてオンラインの撮りおろし動画でいつでもどこでも繰り返し視聴可能、オンラインの練習問題も3,500問が解き放題。
更にはLINEや専用メッセージシステムでいつでも気軽に担当講師に質問可能など、ここまでのフォロー体制はなかなかないのではないかと思います。
忙しい方は特にアカデミー・デュ・ヴァンがオススメです。
アカデミー・デュ・ヴァン SAKE DIPLOMA ページはこちら

追記:最近では青山校に「テイスティングカーヴ」が出来たため、気軽に立ち寄ってテイスティングが出来るようになっています。これもテイスティングを学びたい方にはうれしいサービスですよね!
レコ―ル・デュ・ヴァン
アカデミー・デュ・ヴァンから独立した講師の方が立ち上げたスクール。
「レコ―ル・デュ・ヴァン」も「アカデミー・デュ・ヴァン」も直訳すると「ワインのスクール」というような意味ですが、同じスクールでもアカデミー(Académie)は「学院」のような専門的・権威的なニュアンスがあり、レコール (école)の方は「学校」のような一般的で親しみやすいニュアンスなのだそうです。
この名前の付け方にもレコ―ル・デュ・ヴァンさんがどういうスクールでありたいかという想いが現れているような気がしますね。
私はレコ―ル・デュ・ヴァンさんに通ったことがないため詳細なレビューは出来ないのですが、何人か面識があり尊敬できる講師の方がいらっしゃいます。
そのためレコ―ル・デュ・ヴァンさんもまた素晴らしいスクールの一つだと思っています。
レコ―ル・デュ・ヴァン公式ページはこちら
新宿三丁目と渋谷の2拠点があり、いずれも駅近。
座学パートとテイスティングパートで照明が変わるそうです。
講義は録画されているので、欠席した際にはビデオブースのipadでビデオ補講が出来るそうです。もちろん振替も可能です!
その他のスクールについて
その他にもオンライン専門のスクールや、酒販店さんや飲食店さんが個人開講する講座などがありますが、私がこれらの情報をあまり持っていないため、ここでは省略させていただきます。
結論 ― あなたにとっての「正解の学校」とは
・ 価格や合格率だけで決めない
・“思想” と “サポート” を見る
・自分の性格・生活との相性で判断する
「ここで学びたい」「ここなら頑張れそう」と思える学校はあなたにとって“正しい学校” です。
迷ったら、一度話を聞いて判断するのが良いと思います。
アカデミー・デュ・ヴァンでは無料説明会を実施しています。
無料説明会の申し込みページはこちら
まとめ
私は、日本酒資格受験の現場で毎年数百名の受講生と向き合っています。
そして、資格取得だけでなくその後の日本酒人生まで伴走する立場でいたいと思っています。
従って学校選びはただの学習環境選択ではなく“人生の時間の使い方の選択” だと感じています。
この記事はただの宣伝のつもりではなく、そんな選択に役立てばという気持ちを込めて書いています。
(結果として私が担当しているアカデミー・デュ・ヴァンをご紹介してますが😉💦)
学校が決まったら、次は「誰から学ぶか」というテーマもありますね。
その視点についても、また別の記事で整理していますので、ぜひ参考にしてください。
皆様の学びが良いものになりますように😉
SAKE DIPLOMA関連記事
【STEP1:資格比較】日本酒資格の比較記事
【STEP2:受験検討】SAKE DIPLOMA説明記事
SAKE DIPLOMA受験理由まとめ
SAKE DIPLOMA受験体験記まとめ
【STEP3:学校選び】対策スクールの選び方記事◀今ココ
【STEP4:講師選び】講師・クラスの選び方記事



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