2024年銀座クラスの鈴木さんが合格体験記を書いてくださいました!
鈴木さんは毎年酒蔵に行っているくらい、受験前から日本酒がお好きでした✨
SAKE DIPLOMAを受験される方には同様の方も多いと思いますので、是非参考にしていただきたいと思います!
自己紹介
元大学職員の鈴木敦と申します。渉外課(校友会担当)に配属されて以来、全国にある校友会支部を訪問することになり、その際に、卒業生とともに、地産料理と地酒を頂く機会が多くなり、全国の地酒に興味を持ち始めました。
趣味は旅行、神社巡りと食べ歩きです。
2023年度にJ.S.Aワインエクスパート資格を取得しました。
現在では、特に、日本ワインを勉強しています。
ワイン、日本酒など色々な種類のお酒とお料理とのマリアージュを楽しんでいます。
受験動機
石川県にある蔵元「菊姫」の日本酒を飲んで以来、日本酒の美味しさを知りました。
菊姫の酒蔵見学の機会があり、柳社長様、杜氏さんとの出会いを通じて、日本酒造りの素晴らしさを実感しました。それ以来、毎年2月に菊姫の酒蔵見学する機会があり、いつの間にか日本酒に興味を持ち、旅行先・出張先で地酒をテイスティングしていく中で、もっと日本酒について勉強していきたいと思い、2023年11月に並里先生の講師によるJ.S.A.SAKE検定を受講し、合格したことで、2024年度にJ.S.A.SAKE DIPLOMA認定試験を受験する運びとなりました。
クラス選び
2023年度にワインエクスパート試験を受験するために、アカデミー・デュ・ヴァンの受験対策講座を受講しており、2023年4月に、「一次試験必勝!~GW受験生合同パーティ」に参加した際に、並里先生、並里クラス受講生メンバーとの出会いがあり、受講生との交流を通じて、並里先生の受験講座内容を伺い、受講するのであれば、並里先生の講座が良いと推薦されたのが並里クラスを選択する最初のきっかけでした。
さらに、ワインエクスパート資格を取得したことで、今度はJ.S.A.SAKE DIPLOMAの資格を取得したいため、2023年11月に行われた並里先生の講師による「J.S.A.SAKE検定」を受講し、合格することができました。並里先生の授業は、テキストに記されていない事柄にも理解しやすいコメントがあり、わかりやすい授業であったため、並里先生の受験対策講座を受講することに決めました。
日本酒イベント
並里先生の「J.S.A.SAKE検定」を受講した後に、並里先生とLineで繋がることができ、その後に、並里先生から各種日本酒イベントのご案内があり、「日本酒の定義外の酒」、「満寿泉酒蔵見学ツアー」、「DASSAIBLUE生産者来日セミナー」等の日本酒イベントに参加しました。参加した日本酒イベントには並里先生クラスの卒業生も参加しており、受験対策講座前に卒業生と交流ができたのは良かったです。
少人数勉強会「SAKE NAMISATO ROOM」
2024年5月から7月の間に、並里先生が少人数(8名以内)によるテーマを決めての清酒テイスティング講座(「アルコール添加」、「生酛系酵母」)にも参加しました。この勉強会は受験対策講座ではないですが、SAKEテイスティグ全般に活用できるトレーニング講座でした。大人数での受験対策講座では、一次受験対策の座学中心が主で、どうしても、テイスティングの手法について詳細に学ぶことができませんでしたが、この勉強会は少人数であったため、並里先生、参加者同士で意見交換をしながら、楽しくテイスティングし、手法を学ぶことができました。
一次試験対策講座
私は銀座校金曜日クラス講座を受講しました。
6月中旬頃に、一次試験日を一次試験開始後の約2週間後の8月2日に設定して、一次試験を2回受験できるシステムを選択しました。自分のスケジュールを確認して、一次試験日をいつに設定するかどうかを早めに決定し、一次試験に向けて、勉強方法などの受験対策をどのように組み立てていくかどうかをご検討したほうがよいと思います。
並里クラスでは、定期的にクラス会があり、銀座校・青山校合同クラス会もありました。卒業生の参加もあり、受験生にとっては、受験の不安もあり、他の受業生との交流を通じて、お互いに励まし合いながら、受験勉強を行うことができました。
並里先生独自のスライドテキストを使用しての授業で、そのスライドには「NAMISATO POINT」の記載もあり、図表などもわかりやすい内容で、理解するのに役立ちました。
受講2回目以降は講義中に小テストがあり、最終日は模擬試験がありました。
6月まではスライドテキストを拝見しながら、復習に時間を割きました。また、清酒主要生産地のプロフィールや酒質を覚える際には、実際にテキストにある都道府県の有名な日本酒を試飲しながら、都道府県の日本酒の特徴を確認しました。
一次試験開始日まであと1か月に迫った7月頃からオンラインアカデミーを始めました。100問ごとのランダム問題をひたすら解いていき、正解率が少なくとも85%になるまで毎日続けていきました。間違った設問の見直を行い、どうして間違ったことを振り返りしながら実施してきました。
毎日続けていくのは厳しいことですが、時間を見つけて解き続けて、最終的には合計4600問を解いて一次試験に臨みました。一次試験合格するには、オンラインアカデミーを利用して、より多くの問題を解くことが重要であると実感しました。
一次試験当日
一次試験は8月2日(金)11時より自宅から近く、駅近くの試験場を選択し予約しました。
CBT試験はワインエクスパート一次試験でも経験したこともあり、試験を受験するにあたり、操作上の不安はありませんでした。
一次試験の受験時期は猛暑で暑いため、試験場近くの喫茶店で寛ぎ、暑さを凌いでから試験場に向かいました。
試験場には試験開始前の30分前から入室できるので、待合室で待機してから試験に臨もうと思い、30分前に試験場に到着しました。しかし、試験場には、待合室がなく、待機することができず、ハンカチ、時計を含めての荷物をロッカーに預けて、受験票および身分証明証を持参して入室しました。
試験問題は基本的な設問が多く、オンラインアカデミーの設問の方が難しかったように思いました。
試験時は慌てないこと、設問をよく読むことが重要だと思います。
オンラインアカデミーを利用して多くの問題を解いた経験したことで、試験時間に余裕があり、2回見直しすることができました。
二次試験テイスティング対策
8月中は二次試験のことを忘れて、多くの種類の日本酒を飲み、過ごしました。
9月より集中的にアカデミー・デュ・ヴァン2次対策講座である「本番シミュレーション」を5回受講しました。二次試験と同じく本番同様に試験時間30分間で日本酒4種類、焼酎2種類のテイスティングを行い、マークシートを利用しての対策講座でした。制限時間30分間内で見直しを含めてテイスティング試験ができるかどうかを特訓する講座でした。
さらに、おおくぼかずよ先生による二次対策講座「今だから学ぶ日本酒テイスティングの基礎」を受講しました。この講座を通じて、受験当日に必要なテイスティングスキルを強化するとともに、試験に向けての心構えを身につけることができました。並里先生の授業では見出すことができなかったものが再発見することもできました。二次試験対策講座では、並里先生以外の先生による講座も敢えて受講することにしました。
横浜君嶋屋恵比寿店では二次試験前に定期的に、本番仕様で日本酒4種類、焼酎2種類のブライドテイスティングすることができ、テイスティング後には試飲したお酒の銘柄等の回答を紙で頂くことができ、気楽に勉強することができました。
二次試験論述対策
9月になってから二次対策テイスティング中心に学んできたため、論述対策に取り掛かるのが遅れてしまい、なかなか受講日程が合わず、並里先生による二次試験論文対策講座を9月27日(金)に受講しました。
出題された過去問題を解き、一次試験で得た知識を思い出し、10個のキーワードを抽出して、200文字の文章を書くトレーニングを行う講座でした。
また、並里先生が送信していただいた「漢字練習帳」でも楽しく学ぶことができました。
一次試験に合格しても、二次試験では論述試験があるので、一次試験で学んだことを忘れないように留意しました。一次試験を1回で合格しましたが、一次試験を2回受験する機会があるので、論述試験のために8月末日に一次試験を受験してもよいかなと実際に論述試験を受験した後に思いました。
論述試験対策に取り掛かる時期が遅かったので、もう少し早めに余裕をもって論述対策すればよかったと後悔しました。
二次試験当日
二次試験前日および当日はテイスティングに影響を及ぼす刺激物を取らないように留意しました。
2024年度試験会場はグランドプリンスホテル新高輪でした。試験会場を間違えるかもしれない不安もあり、時間に余裕を持ち試験会場に向かいました。試験開始30分前に開場可能ですが、それよりも早めにホテルロビーに到着したので、空いている椅子に座って開場時間を待ちました。
開場して指定された席に座ると、すでに6種類のお酒が机上に並べてありました。
右側に並べられている焼酎2種類は無色透明なので、焼酎と比べて日本酒の外観がどんな色をしているかなどを試験開始まで想像できます。今回の試験では、1番目の日本酒の色が濃かったので、どんな日本酒であるかどうかを想像していました。 昨年のワインエクスパート試験会場と同様に、今回の試験会場もかなり室温温度を低く、寒くなっていたので、暑い日でも上着を持参した方がよいかと思います。
二次試験テイスティング試験
2024年度二次試験は、昨年度同様、日本酒4種類、焼酎2種類のテイスティングでした。
試験開始後にすぐに、まずはマークシート・問題用紙の内容を確認することが大事です。
日本酒の設問ごとにマークシートの設問選択肢数が異なっている可能性があり、今回の試験でも選択肢数が違っていましたので留意した方がよいと思います。
二次対策講座「本番シミュレーション」で訓練しました試験時間配分を考慮しながら、テイスティングして、試験に臨むことができました。マークシートに誤記することもあり、それを見直す時間の余裕もありました。
本番シミュレーションで学んだ成果が生かされました。
二次試験論述試験
テイスティング試験終了後に論述試験が開始されます。テイスティングで出題されたお酒に関わる問題が出される傾向があり、想像しながら開始時間を待ちました。
想定どおりに200文字の論述が3題出題されました。
まず、3題の出題内容を確認してから取り組みました。しかし、1題目の出題内容を読み間違えて回答を始めて、途中で間違いに気づきましたが、その時点で慌ててしまいました。200文字の執筆を3題解くわけですが、時間に余裕がなく、2次対策で学んだ成果を出すことができず、覚えたキーワードをひたすら記すことが精いっぱいで、しっかりとした文章になっていませんでした。
まず、問題文をしっかりと読み、時間に余裕がなくても、慌てずに回答していくことが大事であることを実感しました。
J.S.A.SAKE DIPLOMA認定試験合格後の感想
J.S.A.SAKE DIPLOMA認定試験を受験することによって、日本酒や焼酎に関わる知識を得ました。今までは好きな日本酒を飲んでいましたが、勉強するに従い、色々なタイプの日本酒・焼酎を飲むようになりました。
さらに、日本酒と料理の相性を勉強するようになりました。例えば、東京都で醸造された日本酒と東京で生産された食材とのペアリングを試すことができ、とても楽しいです。
今後も引き続き、並里先生が企画している少人数教室や日本酒イベントに参加し、参加しているメンバーと楽しく交流していきたいです。
また、酒蔵見学にも行き、もっと日本酒造りについて学んでいきたい所存です。
推しの日本酒
私の推しの日本酒は、初めて日本酒の美味しさを知りました石川県にある蔵元「菊姫」です。
現在、菊姫は20種類以上の日本酒を販売していますが、その中でも、特に好きな日本酒が「菊姫大吟醸」です。
「菊姫大吟醸」は昭和43年に発売されており、初めて菊姫が「大吟醸」を命名されたとも言われております。
洗礼された味わいの大吟醸を長期間熟成することで、より深い旨味が引き出されています。
全種類の菊姫は鶯谷萬屋で販売されていますので、ご興味のある方はご購入してみてください。
ナミサトより
受験期も当日の様子もとてもリアルで参考になる体験記、ありがとうございます!
鈴木さんは受験期でも受験以外の講座や酒蔵ツアーなど、ほとんどの企画に参加してくださいました✨
もともとお酒好きということもあり、楽しんで勉強してくださっていてとても嬉しかったです!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします✨
並里直哉
写真は少人数制のお燗講座で実際に燗付けしていただいている様子です✨
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