2023年にオンラインでご受講いただき、今年直接お会いしてお話を聞いたところ、とても参考になる部分が多かったため、匿名を条件に体験記を書いていただきました✨
73歳での合格は恐らく最年長とのことです😲
受験勉強のコツが散りばめられていますので、是非お読みいただきたいと思います!
自己紹介
匿名で失礼します。2023年に73歳でInternational とダブル合格しました。元大学教員で、長年公認会計士試験の受験指導もしていました。資格はすでに廃止しましたが、日本と米国の公認会計士試験を受けた経験もあり、受験対策は得意。
受験の動機
国内旅行では必ず地酒と出会います。前年に家内がダブル合格してから話に付いて行けなくなって悔しいので、受験することにしました。英語に慣れているためInternationalと一緒に勉強するのが効率的なのでそのようにしましたが、以下では日本語の方に絞って述べます。
試験全体について
・1次試験、2次試験とも並里先生の講義を全部onlineで受講しました。
・合格率40%は、1次試験80%と2次試験50%の掛け合わせだと推定できるので、2次試験対策が重要です。
一次試験
・合格のコツはonlineの総合問題を繰り返すこと。これに尽きます。記憶の定着には、インプットよりアウトプットの方がはるかに効果的だということは科学的に証明されています。
二次試験 ①テイスティング
・香りのコメントについては、講義の模範解答を特定名称酒別に一覧表を作る。
・味わいのコメントについては、解答が左寄りに集まるか中ほどに集まるかに慣れる。直前は五百万石と山田錦で理解した。
・本番で特定名称酒は当たらない。セルレニン耐性酵母は早くわかるようになり、生酛造りも概ね判別できるようになるが、米の種類とアルコール添加の判別は難しい。
・焼酎が得意になれば合格へ近づくと思われるが、2種類について主原料、アルコール度数、常圧・減圧の判別の6つの解答のうち、(温度が低いこともあり)合格者も正解は半分がやっとではないかと思われる。
二次試験 ②論述
・上記の通り、テイスティングはある程度対策をすれば差が付きにくいから、合否は論述が握っていると思います。
・3問を20分でそれぞれ200字の解答用紙に解答するが、合格のコツは3つとも150字以上「書くこと」です。
傾向
以下は2023年までの傾向なので、2024年も含め変わった、あるいは変わるかもしれないことをお断りします。
・焼酎から1問、日本酒から2問出題される。
・2022年、2023年と続けて、テイスティングで出された日本酒の1つについて合う料理を解答させた。
対策
・焼酎は問題のパターンが限られるので確実にマスターする。
・ネットで「テキスト全範囲の問題100問と解答200字」を購入し、さらに足りないところを15~20問と解答(200字)を作る。それらを1問6分で書き写す。我が家では「写経」と呼んでいます。合格のコツは「写経」です。
・他人が読める程度に6分で200字書き写す(かなり大変)練習をすると、自然に手が動くようになる。その結果、「特定名称酒を名乗る場合と名乗らない場合のメリット、デメリットを答えなさい」という対策をしていない問題でも手が動きます。
・特定名称酒について(生酛造りは別に)合う料理を書けるようにする。なお、テイスティングで特定名称を間違えても論述には影響がないはず。したがって、吟醸酒と本醸造酒を間違えたとしても、アルコール添加という共通点から「青竹の香りに○○○を合わせる」と書けば減点はないと思われます。
・前年に出た範囲も省略しない。Internationalでは芋焼酎について形を変えて2年続けて出題された。日本語の方もその可能性があると思います。
・上記の自分で作る15問~20問では重要(出そう)だと思うところを準備する。出題された焼酎の問題は準備していました。また、速醸、生酛、山廃の造りの違いを簡潔に答えられないと思い、日本語でまとめておいたところ、Internationalで出題された。つまり、直感(予感)を大事にするのは日本語の方も同じです。
ナミサトより
奥様が先にダブル合格して、話についていくためにダブル受検というのが素敵ですし凄いですよね!
難関資格の受験指導をされていただけあって試験の傾向分析・対策を非常に適確にまとめてくださり、私もとても参考になりました!
是非皆様も参考にしていただきたいと思います。
一年経ってしまいましたが、快く体験記を書いてくださってありがとうございます✨
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます!
サムネイルでもあるこの画像はイメージ画像(フリー素材)です。
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