2024年オンラインクラスの辻勝行さんが合格体験記を書いてくださったので、掲載いたします!
ご自身でEXCELに計画表を作成されるなど、具体的な取り組み方を書いていただいていて、非常に参考になります✨
受験される方は是非ご一読を!
自己紹介
辻 勝行 北海道 職業 教員(現在は小学校で校長をしております)
SAKE DIPLOMA受験の動機
2022 年にワインエキスパートを取得し、ワインの学びを更に深めて一生の趣味にしようと決めました。ちょうどその頃、レストランで頼んだワインペアリングに日本酒が含まれており、酒のおいしさと料理との相性に感動し、日本酒に興味を持ちました。頭の中にはエクセレンス資格取得が目標としてあるのですが、受験できる 2027 年までは時間があることもあり、今年は思い切ってSAKE DIPLOMAに挑戦することにしました。
受験前のレベル
学生の頃、質の悪い日本酒をノリで一気飲みして気分が悪くなってしまい、それからは日本酒を全く飲んでいませんでした。知識もほとんどなく、特定名称酒の区別もアル添もよく分からず、灘と伏見が酒どころだと言うことやCMで流れる酒の名称くらいしか分かっていませんでした。
並里先生のオンラインクラスを選んだ理由
エキスパート試験の際に学んだ知識はありましたが、それだけでSAKE DIPLOMAの受験は無理と分かっていました。また、地方に住んでいること、職業柄土日の行事も多い為、オンライン講座だけで試験に臨もうと思いました。エキスパート試験の際、その他の飲料(リキュール等)の対策をADVのセットで学んだこともあり、ADVのオンライン講座なら安心だと思い決めました。
利用した講座等
・J.S.A. SAKE DIPLOMA 受験対策講座(2024 年度)
・J.S.A. SAKE DIPLOMA オンライン・アカデミー(2024 年度)
・二次対策 テイスティング集中講座(2024 年度)
・二次試験対策講座 論述講座・特訓編(2024 年度)
・二次試験対策講座 本番シュミレーションセット(2024 年)
・SAKE DIPLOMA 二次試験対策・澤乃井セット〔おおくぼ先生の講義動画つき〕
・SAKE DIPLOMA 二次試験対策・焼酎 20 種類小瓶セット〔並里先生の講義動画つき〕
※ソムリエ協会の教本の他に、田崎真也氏の書籍「新しい日本酒の味わい方」と機関誌 sommelierの日本酒に関する記述を読んでいました。
一次試験に向けて
Excelで一次試験までの計画表を作り、取組内容や練習問題の正答率、改善点などを毎日記録して可視化していました。ワインエキスパート受験の経験を生かし、合格までのロードマップを頭に描き、毎日こつこつと取り組みました。
受験を決意した 2023 年の 11 月から 4 月の総ざらい講座開始までは、ソムリエ協会の教本を読み込み、色々なサイトに出ている問題を解き、間違えた箇所を教本で確認して覚えることを繰り返しました。オンラインアカデミーが視聴できるようになってからは、対策講座までに動画を視聴し、予習をしました。対策講座がある日は、定時で退勤し、夜の会合等を入れないよう仕事を調整し、リアルタイムで受講しました。受講後も繰り返し動画視聴と練習問題に取り組み、間違えた箇所を教本で確認しました。学習時間は、平日は朝と帰宅後の1時間、休日は2~3時間位、試験直前はそれ以上だったと思います。ノートにまとめたり、自分で資料を作ったり教本にマーカーや書き込みを入れたりということはしていません。正答率を高めるため、ひたすら問題に取り組んだという感じです。
一次試験当日
一次試験は、初日の 7 月 20 日に 1 回目の受験をしました。地元のパソコンスクールが会場でしたが、会場に入ると冷房が効き過ぎていてとても寒かったこと、四択のCBT試験ではありましたが、よく考えないと間違えそうな問題が多く、すごく慎重に答えた覚えがあります。家で模擬試験に取り組んだ際、常に 93%以上の正答率をとれるようになっていましたので、当日は A 評定を狙いましたが、結果は B 評定で合格となりました。8月17日に 2 回目の受験も申込み済みでしたが、なるべく早く二次試験対策に移りたいと思い、初日の合格で一次対策は終了することとしました。
二次試験テイスティング対策
一次試験からテイスティング集中講座開始までは 1 ヶ月少々ありましたので、ネットで探した論述の解答例を参考に、60問程の論述をつくり、読み込みを始めました。テイスティングは購入した澤乃井セットをおおくぼ先生の動画を見ながらトレーニング。虎の巻や対策講座の資料を見ながらエアテイスティングをして、とにかく我流にならないよう心掛けました。集中講座開始後は、並里先生のテイスティング解説を何度も視聴しながら徹底的に頭にたたき込みました。テイスティングのトレーニングは、並里先生のコメントや模範解答を確認しながら自分の感覚に落とし込むようトレーニングしました。集中講座と対策講座で送っていただいた沢山のアイテムをテイスティングできたことが本当に自分の力を高めることになったとおもいます。そして、先生の解説が理解しやすく、「なるほど!」と納得したり感動しながらテイスティングできました。もし、自分で酒を購入して虎の巻やYouTube を見ながらテイスティングしただけなら、ここまでの理解は出来なかったと思いますし、なによりコメントが独りよがりになって合格から遠のいていたと思います。
焼酎に関しても、20 種類小瓶セットを並里先生の講義動画を見ながら何度も比較試飲をしました。
常圧と減圧、普段全く口にしない壱岐焼酎や黒糖焼酎の味わいを知ることが出来、確実にスキルアッ
プしたと思います。
二次試験論述対策
私にとって二次試験対策で一番の苦手は論述でした。職業柄、文章を書くことはとても多いのですが、時間をかけ何度も推敲し、誤字脱字や言い回しを徹底的に確認して仕上げるものばかりで、短い時間でいきなり来る論題について書くことには全くなれていません。「20 分で 200 字の論述を3つ書き上げるのは無理だし、書いても乱筆で殴り書きになってしまう。」と思っていましたし、特訓講座を受講したときも、殆ど書けないままタイムオーバーを迎えてしまい「みんな何でこんなことが出来るのだろう。これはまずい。」と落ち込みそうになりましたが、これを乗り越えないと合格はないと思い、作った論述をひたすら覚えて書くことを繰り返しました。
二次試験当日
エキスパート試験を思いだし、事前に会場の雰囲気や緊張感をシュミレーションできましたので、当日の緊張はそれほどでもなかったと思います。日本酒のテイスティングは、並里先生が講座で教えてくださった時間配分やコメントの仕方を思い出し、マークシートの記入も含め冷静に取り組むことができました。アル添やセルレニン耐性、酒米の判別も含め、自信を持って答えることが出来たと思います。ところが、焼酎のテイスティングに移ったとき、焼酎が思ったより温く、度数を迷ってしまいました。直感で 30 度と感じたのに、「温いから口中でアルコールがすぐ広がって高めに感じるのではないか」と深読みしすぎて 2 問とも別の温度を選択してしまいました。しかも、考え直して訂正したのにもかかわらず、急に第 1 印象を信じようと決め、終了 30 秒前に再度書き直して失点してしまいました。論述は、特訓講座でのアドバイスを思い出し、頭の中にある知識をフルに使って何とか書き上げました。自信のある出来映えではなく、細かなミスもあったのですが、冷静に振り返ると加点をもらえる内容になっていたと思います。これも並里先生の指導がなければ、的外れで得点につながらない論述になっていたと思います。
お気に入りの酒
はじめてのペアリングで味わった「作 奏乃智」です。酢酸イソアミル系の純米吟醸に鮎のフリットを合わせるという鉄板のペアリングでしたが、その時は「この酒、メロンみたいな香りがする。」とか「鮎とこの酒、すごく合うね。」などと素直に感動したのが忘れられません。この経験があったから興味を持って試験に挑戦できたのだと思います。
最後に
オンライン講座だけで受験対策をした私ですが、成分テイスティングなどの対面講座の案内が来ると、何度も心が揺らぎました。私の住む街からも飛行機で東京へ向かえますが、日程が合わず参加できませんでした。ですから、イケメンの並里先生にまだ直接お会いしたことがありません。今後は是非、都合をつけて講座等で先生にお会いしたいと思います。これからもよろしくお願いいたします。
ナミサトより
素晴らしい体験記をありがとうございます!
計画的・効率的でもあるのですが、とても真摯に試験に向き合っていただいたのが伝わる体験記ですね✨
直接お会いしたことがなくても、きっと素敵な校長先生なのだろうと感じました^^
お会いできる機会を楽しみにしております✨
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