2024年SAKE DIPLOMAオンラインクラスの大久保さんが合格体験記を書いてくださいましたので以下に掲載します!
大久保さんはお仕事が多岐に渡る中で、WSET WINE LEVEL3とダブルで受験されています!
オンラインの強みを活かして短期に集中して挑んでいる様子は参考になる方がとても多いかと思いますので、是非読んでみてください✨
自己紹介
大久保里紗と申します。美容皮膚科医・抗加齢学会専門医として、普段は都内で美容皮膚科/内科の診療に当たっています。また、コンサルティング業や執筆業、健康事業など自身の法人で幅広く事業を行っています。飲食資格としては、ビールソムリエ、ワインエキスパート、 WSET level3を保有しており、色んなお酒を勉強しています。
受講動機
私は広島県出身なのですが、広島県は毎年「酒まつり」という20万人以上が来場するイベントが開かれるくらい、日本酒造りが盛んな都道府県です。それゆえ私も大学生時代から日本酒を飲んだり酒蔵を訪れることも多く、日本酒については興味がありました。大学時代にはSAKE DIPLOMAを取得する友達がいましたし、社会人になってからは先輩たちと色んな日本酒で盃を交わしました。
日本酒を勉強することで、ご飯をもっと美味しく・楽しく食べられるのではないかと思い、今回受験することにしました。
クラス選び
4月から7月まではアカデミー・デュ・ヴァンのSAKE DIPLOMA受験対策講座のオンラインで勉強しました。本当はオフラインの授業に出たかったのですが、その時はWSET level3というワインの資格も取得中だったため、自分の好きな日に・追いかけ再生で動画をみれるオンラインという形が自分には最適でした。本当は毎週見るべきなのはわかっていたのですが、当時は仕事も忙しく、2.0倍再生で3週分をまとめてみていました。並里先生は2倍速でみてもかっこいいですし、音声が聞き取りやすいです!
J.S.A. SAKE検定
また、5月には並里先生が担当するSAKE検定(酒蔵見学つき)に挑戦しました。日本酒の造り方を座学で勉強した後、実際に酒蔵を見学することで、日本酒の造り方が具体的にイメージできるようになったので、複雑な醸造過程もしっかりと理解できるようになりました。またこの日に、SAKE DIPLOMAを受験中の友達が複数できたことも、とても励みになりました。オンラインクラスの私にとって、勉強を相談できる仲間ができたことは最高の喜びでした。
少人数勉強会
5.6月には並里先生が定期的に開かれている勉強会にも参加し、アルコール添加の日本酒について学ぶことができたのも、大変勉強になりました。日本酒の勉強にもなりましたが、職人さんが目の前でお寿司を握ってくれたり、参加者の方が持ってきてくださったレアな日本酒を飲めたりと、企画自体が楽しく試験勉強のモチベーションも上がりました。
一次試験直前期
試験2週間前には、オンラインアカデミーを始めました。思っていた以上に覚えることが多くもう間に合わないんじゃないか、と泣きそうにもなりましたが、通勤中・仕事中の昼休憩1時間・寝る前の30分は絶対に解くと決め、集中して問題を解いていました。もう時間がないのでランダム問題などは解かず、一単元ごとに100問ずつ解いていき、全単元で合計3500問解いてから試験に臨みました。試験前日はランダム試験に挑戦していましたが、大体9割正解できるくらいの知識定着度でした。私は仕事の関係で時間が全然取れなかったのですが、余裕がある方は春から解き始めることをオススメします。
二次試験テイスティング対策
二次試験は、アカデミー・デュ・ヴァンのSAKE DIPLOMA二次試験対策(オンライン・全5回)、焼酎・泡盛講座(オンライン・全1回)、論述講座(オンライン・全1回)を受講しました。これも3週分まとめて見たりしていましたが、非常に勉強になりました。ただし、5回だけでは不安だったので、試験の1週間前に3コマ、前日に5コマの二次対策講座をアカデミー・デュ・ヴァンで受講しました。
短期間で急速に反復練習をすることにより、特定名称やコメントは大体当たるようになりました。
二次試験論述対策
論述試験に関しては、9月の中旬〜下旬くらいに勉強用の資料を準備し、10日前から対策を始めました。一次試験の知識はまだあったので、そこの知識を補強することと、追加情報を覚えることに集中しました。こちらに関しても仕事が忙しくギリギリのスタートになりましたが、もう少し早めに始めると余裕があったかなと思います。200文字の原稿用紙への練習をする時間はなかったので、当日まで書く練習は一切しませんでしたが、どれくらいの文章量を書いたら200文字になるのかに関しては、論述講座の解答例を見ながらイメージトレーニングを何回も繰り返しました。当日はマス目がある用紙に解答を書いていくのですが、途中で何行も文章を消すような時間はないので、200文字トレーニングは非常に重要だと思います。
受験対策期間まとめ
一次試験も二次試験も、試験に間に合うギリギリの日程で勉強をした結果、不安ながらも最終的に合格することができました。勉強のスタートは全体的に遅かったですが、勉強を始めてからは海外出張の飛行機の中で7時間連続、新幹線の中で4時間連続など、絶対に逃げられない場所でガッと集中して勉強をしていました。コツコツ派ではなく、短期間で集中して勉強するタイプの方の参考になれば幸いです。
一次試験当日
CBT試験は何回か受けたことがあったので、あまり緊張はしませんでした。会場には10分前につきました。もう入ってもいいですよ、と言われましたが、1問でも多く勉強してから受験したかったので、時間になるまでは近くの椅子に座って勉強していました。受験中は、2周見直しをしました。
選ぶ選択肢の個数、「正しいもの」「正しくないもの」を間違えていないか、他の選択肢はどこが間
違っているのか、など徹底的に見直しし、ケアレスミスだけはしないようにしました。
二次試験当日
当日は会場にいったら、アカデミー・デュ・ヴァンでできた友達がいたので大きな緊張はしませんでした。例年と試験会場が違い、もし迷ったら端から端まで30分かかるよと知り合いにアドバイスをもらっていたので、時間に余裕を持って当日はむかいました。
口うがいをする用に小瓶につめた吟醸酒を持っていき、試験会場に入る前に口うがいを行いました。
テイスティングのグラス自体に番号が書いてあるわけではないので、テイスティングした際はグラスを間違えて戻さないことだけを気をつけました。
また東京の場合、会場が広く、つがれたお酒がすぐ飲めるわけではないので、受験前に日本酒の香りが結構飛んでしまいます。私はまず試験が始まってすぐに、全ての日本酒の香りをとって、なんとなくの方向性を決めた後、コメントまで埋めてしまいました。一杯ずつコメントを埋めていると、日本酒の香りが全て取れない可能性もあるので、まずは全てを1回ずつ香りをとってみるのをオススメします。
またテイスティング試験と論述試験の間に休憩時間がないので、トイレにいきたくならないように、試験前にトイレに行ったり、当日は朝から利尿作用があるものをできるだけ飲まないように注意しました。
コメントの解答数も毎年違うようなので、二次試験に関しても見直しは二周行いました。
受験後の変化
まず第一に、並里ロスになりました。笑
これからも交流会には積極的に参加していきたいです!
また私は海外の人とも仕事をすることが多いのですが、その中には日本酒を飲むことを楽しみに来日される方もいらっしゃいます。日本酒をきちんと勉強したことによって、その方達が求めている日本酒を選んであげたり、「これはバナナの香りがするね」とワインのようにコメントしながら一緒にテイスティングができるようになり、コミュニケーションのツールが1つ増えた様に感じます。まだまだ私の大好きな「AWA SAKE」を知っている外国の方は少ないので、今後は「AWASAKE」も広めていきたいと思います。
推しの酒
私は千代むすびさんの「SORAH」というお酒が大好きです。以前酒蔵を見学させていただいた
こともありますし、二次試験の3日前には偶然取締役にもお会いし、試験合格の応援メッセージも
いただきました。色んな「AWA SAKE」を飲んでいるのですが、「SORAH」は瓶内二次発酵でつく
られており、クリアですっきりとしていて、和製シャンパンという言葉が本当に似合うお酒だなと
思っています。
ナミサトより
改めて体験記を読ませていただくと、驚きの短期集中スタイルで修得されていますね!
論述の手書き練習などやらない勉強法をハッキリと決め、やると決めた勉強方法にフルフォーカスしている印象です。
試験前日にテイスティング講義を5コマも受けているというところからもラストスパートの凄まじい勢いが伝わりますよね。
短期で付けた知識は継続しないと短期で抜けてしまうとよく言われますが、大久保さんは受験後も日本酒講義に申し込んで下さったりで、その点も全く心配がなさそうです✨
今後のご活躍も楽しみにしております😉✨
画像は少人数勉強会の様子です😉
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