2023年青山クラスの市村さんが合格体験記を書いてくださいましたので、掲載いたします!
市村さんは自身の勉強だけでなく、クラスの幹事も買って出てくれ、その上直前期には長期のフランス旅行に行く余裕を見せての合格でした!
参考になる方もきっと多いことと思いますので、是非お読みください✨
自己紹介
市村舞と申します。特に飲食関係の仕事をしているわけではなく、ただ食べること、飲むことが大好きな普通のサラリーマン一般人女性です。仕事はPCメーカーのデザイン部門にて、主にLaptop PCの素材やカラーのデザイン担当をしております。飲食系の資格受験は初めての挑戦でした。
受講動機
知り合いの方の主催する比較的大きな規模の食事会にて、たまたま並里先生含むSake Diplomaクラス卒業生グループのみなさまとご一緒させていただいたのがきっかけです。持ち寄りでおすすめ日本酒を準備されていて、気取らず、おごらず、みなさんとても楽しそうにお食事されていたのが印象的でした。普段飲食の業界にかかわっていない人間からすると、自分にはとても新鮮に映りました。
ただ食べ物、飲み物をおいしいな。楽しいな。で終わってしまうことにもったいなさを感じていたこともあり、こんな風に自分も楽しめたら。という単純な思いから、2023年、受験をすることを勢いで決めました!前述の知り合いの方の先導もあり、アカデミー・デュ・ヴァンで並里先生クラスを受講することにしました。
受験勉強
体験記ですが、受験される方の参考になるよう自分の言いたい事、まず5つのポイントで先にまとめてみました。ポイントの後はそれぞれの詳細になります。
・勉強として当たり前のことはやっておく!
この人だから合格できた!という特別な勉強法はありません。授業に出て、問題を解くのみ。
・クラスメイトとの交流は結果良い!
無理にする必要はないですが、気にならない方はどんどん絡みましょう。みんな飲むことしか考えてません。笑
・百聞は一見に如かず。造りを見れる貴重な機会は逃さず行く!
醸造の章は最も複雑で覚えることが多いと思いますので、実物を見ることでさらに頭に入ります。
・テイスティング練習はする。でも、あいてる時間は必ず論述対策!
ずっとテイスティングの練習はできません。しかしながら、論述の対策なら、あいてる時間に比較的しやすいです。
・先生の手厚いご指導!どんどん活用しよう!
気を遣わず、質問を沢山しましょう。とても丁寧に答えてくださいます。
・最初はよくわからなくても、とにかく“授業は休まないように”だけは心がけていました。
授業に行くと、必ず小テストをします。それがモチベーションとなり、高得点を狙えるよう、必ず復習はするようになっていました。ほぼ毎週あったクラスも先生の思わずクスッとしてしまうようなチャーミングな講義を楽しみに続けていくことができました。
・オンラインアカデミーの練習問題はすごく役に立ちます。
特に回答後の解説が役に立ちました。足りない知識の確認ができることと、回答後、解説に加え、その教本の関連ページが書いてあるので、参照することができました。
・度々開かれる並里先生クラスの懇親会や、酒蔵ツアーにも積極的に参加しました。
そこではクラスの生徒さん達との交流ができるので、自分は今ほかの人と比べてどれくらい勉強ができているのかを知ること(オンラインアカデミーの学習進捗で確認)や、ちょっとした会話の思い出が試験問題の解答と繋がる記憶として残ったりしました。
・受験日が近づくと並里先生からクラスへのLINEでのメッセージや個々の質問サポートがとても手厚かったです。10日前の一押しがなければ、本気勉強のやる気に火が付きませんでした。
・先生のオリジナル資料で歴史や醸造方法のまとめが、全体を俯瞰して見ることができたので、とても役立ち、私の勉強を進捗させるのにあっていました。教科書やクラスのスライドでは見ることができなかったので助かりました。早いうちから自分で作ってみても頭に入りやすいかもしれません。
・2次試験は長期の旅行などがはいり、2次試験対策の口座をまとめて取れませんでした。
都合のつくときにデュ・ヴァンの単発授業をいくつかとりました。また、デュ・ヴァン以外にも街の居酒屋さんや角打ちがある酒店などで2次試験対策の練習をさせてくれるところがあり、そちらを利用させてもらいました。お店も同じ目標を志す仲間からの情報だったりしました。
テイスティングは正直とても難しいです。実は最後までアル添ありなしや焼酎の減圧常圧は完璧に自信もって当てられる!とまではなりませんでした。
では、どうして受かることができたか?を考えると。それは論述の加点だったと勝手に思っています。論述の対策は並里先生のデュ・ヴァン対策講座と、先生の個人講座で練習しました。一度説いた問題は200文字の原稿用紙で何度も書き出して、答えられようにしておきました。200文字がどれくらいなのか、どれくらい時間がかかるものなのか自分の感覚として叩き込んでおくことは重要だと思いました。結果はというと、テイスティング試験では大まかな骨組みは正解したと思ってます。また、論述はおそらくほぼ一緒くらいといっていいほど正解の例文回答と同じだったと思います!すごく驚きました!
試験当日について
当日は両試験共にとても緊張しました。みなさんも同じと思いますが、会場には早めに行きました。最近聞いたのですが、1次試験で時間ぴったりに会場へ行った方が遅刻扱いで試験が受けられなかったエピソードを先日伺いました。早めに行く分には受付して入れてくれるので、時間ぴったりに行くのはやめた方がいいと思います。
2次試験は極寒の会場と極度の緊張からか、手が震えました。もしかしたらポッケにカイロを忍ばせておいたほうが良かったかもしれません。また、入った時、既にお酒のグラスが並べられた会場の中で荷物が当たって別の方のグラスを倒しそうになってしまいました💦かなり焦りましたので、他の方はないと思いますが、気を付けてください。
余談ですが、自分はハフハフ系の熱いものを食べたり飲んだりが好きなのですが、それにも関わらず気にせず、すぐやけどします。数日前からは口の中をやけどしないように食事にも気を使っていました。
受験後の変化
自分は歴史の部分にロマンを感じたようです。美術館や展示会によく行くのですが、その展示されてる画家の歴史などと日本酒の歴史と重ねて考えてしまうことが増えました。“あぁ、この画家が活躍したころは矢部規久治Goの初分離だな”と。。。世界の時代背景と日本酒の発展を重ねると腑に落ちるところが多々ありました。
お酒生活では、身近なお友達に日本酒を飲む会を開き、素晴らしさや詳細を紹介したりしました!みなさんすごく興味をしめしてくれ、Sake Diploma受験も考えてくださいました。日本以外のお友達にも日本酒の造りについて説明でき、関心を持っていただけました。日本だけでなく海外にむけても、もっと多くの方に日本酒のすばらしさを知っていただきたいと思いました。
オススメのお酒など
地元の酒蔵を紹介させてください。自分の親戚は長野県小布施町で酒蔵を経営しております。主に木樽で仕込んだ純米酒が売りになります。田舎の小さな酒蔵ですが、角打ちもありますので、小布施町へ観光の際は是非立ち寄ってみていただけると大変うれしいです!
桝一市村酒造場
https://www.masuichi.com/
乾杯!
ナミサトより
お酒の試験が初めてながら、勉強方法については迷ってあれこれ手を出したりせず、信じて正攻法を貫いてくださったというのがとても嬉しいです✨
中には迷ってしまって返ってパワーが発揮できない受験生もいらっしゃるのではないかと思いますので、この点も是非参考にしていただきたいです。
論述の模範解答がご自身の解答とほぼ一致していたとのこと、優秀解答として採用されたという可能性もありますね!
そして最後にご紹介いただいた桝一市村酒造場さん、「スクウェア・ワン」で有名ですよね!
是非市村さんのガイド付きでお伺いしたいですね✨
かなり参考になる合格体験記でした!
改めてありがとうございました!!
並里直哉
コメント