監査法人勤務 永川由香さん 【SAKE DIPLOMA合格体験記】

ナミサトクラス卒業生

2023年青山クラスの永川さんの合格体験記が届きましたのでご紹介いたします!
永川さんはワイン・チーズ資格を先に取得していらっしゃいます。

ワインを飲むのは全然平気でも、日本酒を飲むとテイスティングでも酔ってしまうということで、当初からそれを不安に思っていらっしゃいました。
それでも見事乗り越えて一発合格されていますので、同様の不安がある方は是非参考にしていただければと思います✨

自己紹介

永川 由香 (ながかわ ゆか)
監査法人勤務

フランス料理を作るのが好きでル・コルドンブルーで料理ディプロマを取得後、ワインエキスパートチーズ・プロフェッショナルの資格を約20年前に取得。最近5年くらいで、子育て終了や定年退職後を見据え、それぞれを再度勉強しなおしました。

受講の動機


ここ数年のチーズの勉強中に、チーズと日本酒の相性を何度も聞きました。かつて、ワインやチーズを勉強した際には、ありえなかったこと。
そして、クラスメートは、皆さん日本酒に詳しい。聞くところによると、「チーズにはワインより、日本酒のほうがあう」と言われているとのこと。
私の日常生活の中に、日本酒はなく、吟醸もアル添も知らないレベルだったのですが、チーズと合うといわれる日本酒って何?が受講のきっかけです。

受験勉強(基礎速習)

こちらの2021年合格体験記のトップバッターの新井絵美子さんは、ワイン講座でご一緒し、仲良くさせていただいていますが、SAKE Diplomaを受講するにあたり、勉強方法や講座のとり方など、相談に乗っていただきました。講師はもちろん、新井さんの推し、並里先生です。

まずは、ほとんど飲んだことのない日本酒について、勉強を続けられるか、を確かめるため、日本酒基礎速習講座からのスタートでした。講座はオンラインで講義内容は興味深かったのですが、テイスティングになると、吐器を使用しているにも関わらず、毎回具合が悪くなる始末。ワインはボトル1本以上飲めてしまうのに、理由がわからず。体質的に難しいのではないか、と真剣に悩んでいました。しかし、受験対策講座の早割の申込期限が迫り、やるだけやってみよう、とぎりぎりにポチしました。

受験勉強(本講座)

本講座の受験勉強については、受験対策講座の授業前までにオンラインアカデミーの動画を視聴して、事前配布の講座資料を都道府県の回の前までは、ノートに手書きしました。講義の際や練習問題の補足部分を書きたしました。府県については、講義資料を縮小してノートに切り貼りし、地図は手書きして、山地や平野、河川、気象状況などを書き加え、視覚でイメージできるようにしました。また、府県別に日本酒生産量や、特定名称比率、順位、自給自足等を表にしました。1次試験では、テキストよりもこのノートを使用していました。並里先生の独自資料についてもとても役立ちました。
しかしながら、本講座の期末試験では、77点。1次試験1回目受験日まで2週間。練習問題は解いているものの、同じところでミスしていることに気が付き、誤ったところについては、ノートに書きだし、何度も見返しました。受験3日前くらいからやっと85点くらいをコンスタントにとれるようになり、7月中に1次合格を手にできました。

画像は実際の永川さんのノート。講義資料も活用しながら完璧に情報の集約をしていますね!

受験勉強(二次試験対策)

1次合格から2次試験まで、2か月半。実際のところ、かなり、だれました(笑)。8月末のオンラインのテイスティング集中講座を受講してやっとエンジンがかかり始めた感じです。通学の2次対策は全講座受講しました。

■受講ペースと論述対策

2次対策講座は、新井さんのアドバイスにより、後半に集中するのではなく、土曜日のみですが、まんべんなく受講しました。論述については、勉強法がわからなかったのですが、2次対策講座の論述を早い段階で受講し、1次のような4択ではないから、しっかりと理解しないと書けないと思いました。酒・焼酎の製造については、テキストを再度読み直しました。出題されそうなトピックに対し、マス目のノートに関連ワードを書き込んでいく練習をしました。過去に出されたところは、外して勉強していたのですが、今年の出題に過去出題のあった球磨焼酎があったのはとても焦りました。

■テイスティング対策

テイスティングについては、9月の2次対策の早い段階で、アル添やセルレニン耐性酵母の区別ができず、本番シミュレーションの1回目も散々でした。
相当頑張らないと、合格はできない、と自覚。オンラインのテイスティング集中講座は、何度も視聴し、少しずつ残しておいた教材の日本酒のテイスティングも数回しました。オンラインでの講義内容が、通学の2次対策で、整理された感じです。受験2週間前には、自宅冷蔵庫に10種類程度日本酒のストックと焼酎の受験用セットがありました。毎日、目をつぶって酒をグラスに注ぎ、テイスティングシートに書き込みを繰り返しました。
焼酎については、アカデミー・デュ・ヴァンで販売していた20種類ものセットを購入これは、本当にお薦めします。 焼酎の毎日のテイスティングは、アルコール度数が高いため、正直しんどかったですが、クラスメートも相当数こちらで練習していたようです。

テイスティングコメントについては、本講座から、2次対策まで授業でテイスティングした模範解答を特定名称酒別にまとめました。過去の試験のテイスティングとすり合わせ、回答パターンを覚えました。

■受講形式(対面&オンライン講座)

基本は通学で対面授業を受けたいのが希望ですが、オンライン授業は繰り返し視聴でき、対面授業で聞き逃したところも再度復習できるので、併用は、とてもよかったです

私は特にイケメン好きではありませんが(笑)、並里先生のイケメンをネタや売りにするところが面白くて、ラインスタンプや資料にふんだんに載っている、ここまでする?という先生のいろいろポーズに緊張をほぐされました。

二次試験当日


試験以外のところで慌てることがないようにと、試験会場の下見をする、寒さ対策を行うことをアドバイスされましたので、事前に試験会場まで行ってみました。また、自宅から試験会場までは電車で1時間以上かかるため、電車の不通や遅延を見据え、最寄りの目黒駅には試験1時間半前には到着していました。
テイスティングで雄町が2種出題されたことについては、驚きました。また、論述については、意外な出題だったため、こじつけや、思いつくまま、書きなぐったというのが本当のところです。

受験後について


合否発表までは、不安はどんどん大きくなり、「やっぱり、もともと酒が飲めなかった私が合格するわけがない」とネガティブモード全開になりました。もともと1回で合格できる自信もなかったので受験もほとんど口外していませんでした。ですので、合格が自分では信じられなくて、前出の新井さんにも確認してもらったほどです。

日本酒については、テイスティング練習を自宅で短期間に10種類以上行ったため、さすがに具合が悪くなることはなくなり、美味しいと思えるようになりました。2次試験対策をしなかったら、美味しさには目覚めなかったと思います。
テイスティング練習用に残った大量の日本酒については、今では食事に合わせて楽しみ、また、買い足している状況です。

今後の抱負


チーズのために勉強を始めた日本酒ですが、奇跡のような日本酒製造の歴史やそれぞれの産地に目が向くようになり、今まで海外に向いていた私の食事やお酒の嗜好も国内に向くようになりました。日本が生んだすばらしい日本酒と相性のよい食事やチーズをあわせてより多くの人に美味しく召し上がっていただくお手伝いができればと思っています。

ナミサトより

過去お料理・ワイン・チーズと一通りの難関資格を取得していながら、更にブラッシュアップし、新たにSAKE DIPLOMAにも挑戦されて、素晴らしいです!
度々文中に出てきている新井さんとは受験期間中、本当に良く励ましあっているというのが印象的でしたので、合格して喜び合うことが出来て本当に良かったと思います✨

日本酒のテイスティングで体調を崩してしまうということは、基礎講座・本講座・二次試験対策の期間もずっと心配されていましたので、克服して美味しいと思えるようになったと聞いたときにはびっくりしました!
ご自身の努力による克服ですが、そのきっかけに携わることが出来てとても嬉しいです✨

永川さんは旦那様が「舶来葡萄酒商會」というワインのインポーターもされていて、下の画像のようにイベントでチーズプラトー(盛合せ)をお出しするなどして知識を活かしていらっしゃるとのことです!
(ワインはオンライン販売もされているようですので、こちらから是非!)


今後は日本酒とチーズに相性についても伝えて下さるとのことなので、また日本酒業界に心強い伝道師が増えてうれしいです!
今後のご活躍も応援しています✨

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